今更な感じもありますが
もう一度、アロマセラピーの基本的なメカニズムについて書いておこうと思います
香りが私たちのからだにどのように影響しているのか??
アロマテラピーにたくさんの効果効能があるのは
ご存じの方もたくさんいらっしゃるかと思いますが
今回はもっともっと原始的?本能的?なお話
人間には五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)があり、外からの刺激を
それぞれの感覚器がキャッチし、その情報を脳へ送っています
脳は大きく分けて
感じる脳=大脳辺縁系(本能)
考える脳=大脳新皮質(理性)
に分けられ、情報のルートとしては
視覚、聴覚、味覚、触覚は大脳新皮質(考える脳)に情報が入り、その後大脳辺縁系へ入ります
ところが
嗅覚だけは大脳辺縁系(感じる脳)に情報がダイレクトに入り、その後大脳新皮質へ入ります
しかも大脳辺縁系に届くスピードは0.2秒以下!!
どういう事かというと
嗅覚だけは
『快・不快』や『好き・嫌い』を
『気持ちいいかな?・どうかな?』とか『好きかな?・嫌いかな?』など
頭で考えるよりも前に一瞬で判断し教えてくれる感覚だということです
凄くないですか⁈
脳に届いた情報は自律神経系を司る視床下部にその情報が伝わり、
その結果、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能など
わたしたちのからだのバランスを整えてくれます
また、アロマトリートメントなどによって
精油成分が皮膚から身体に働きかることも分かっています
これがアロマテラピーのメカニズムです
これだけ情報が溢れかえっている今
何が正しいのか
何を選べばいいのか
がよくわからなくなっている状態で
嗅覚だけは、ただただ純粋に『好き!』『いい!』と思うものを選べるんです
わたしはトリートメントをする時、効果効能はそこまで考えず
お客様の好きな香りをいくつか選択してもらい、ブレンドのバランスを
整えるだけという感じにしていますが
これも、その時その方が選ばれた香りが【今の状態】を表しているんだと
思っているからです
その時その方が必要とする香りは自然に自分で選択し
結果、からだにもいい影響を及ぼすという
アロマテラピーの素晴らしいところですよね♪
ただ単にいい香りのするものという訳ではなく
こういった香りのメカニズムや様々なエビデンスに基づいて
アロマテラピーは扱われているんですよ